米国の現代思想家であり、インテグラル思想の提唱者、著者は世界中の言語に翻訳され、専門家、一般読者の双方に幅広く読まれている。

ウィルバーの思想活動の基盤にある根本的な発想は、次のように説明することができるだろう。

世界に存在するあらゆる視点は、必ずある真実を内包する。従って、必要とされるのは、存在する多数の視点のうち、どれを最も正しいものかとして選択するかということではなく、それぞれの視点が内包する真実を認識・尊重したうえで、それがどのように相互に関係しているのかを理解することである。

ケン・ウィルバーは「スピリチュアリティ」を何とか現在の世界の文脈の中に正当に位置づけたいと願っている。

日常の生活において、また学問や教育や社会活動やビジネスなどの世界において「スピリチュアリティ」というものが生き生きとよみがること、あるいはそれをよみがえらせること、これが彼の願いである。

特定の宗教や何かの原理、形而上学や神学や怪しげな心霊主義を前面に押し出して、そうしようとするのではない。現代世界の文脈の中に、本当の意味でスピリチュアリティを生かすために彼が提唱するのが、「インテグラル」(統合的)という方法である。

様々な学問、様々な分野で積み重ねられてきた知見がある。そこには、共通の志向、共通の基礎的な方向性がある。そうした知見を数珠のようにつなぐと、現在得られる世界最良のマップができるだろう。その中で「スピリチュアリティ」はどのように位置づけられうだろうか。

「インテグラル」とは一つの見方、一つの解釈を絶対化するのではなく、それぞれの見方が互いにどのように関連し、どのような位置から世界を見ているかを明らかにすることで「統合」することを意味している。

氏名
青木孝一

略歴
長崎県川棚町にて誕生(1949年)
佐世保南高校/東京大学文学部卒業
株式会社リクルートに3年間勤務(求人広告・企業広告の企画制作)
その後、独立。CIプランナー/戦略経営コンサルタントとして活動
現在は、コズミックアート株式会社 代表取締役社長
戦略経営協会(JSMS)専務理事
インテグラル経営研究所 主催
4月19日には、21世紀型リーダーシップコンセプトの提唱にて
講演予定(東京神田・学士会館にて)

*株式会社イーツーケー主催にて、九州の次世代経営者・リーダー・幹部候補の方々へ向けワークショップを開催中